LastUpDate 2023/09/25
化学変化と質量_銅の酸化
【例題】 銅の酸化を調べるために、1~4の実験を行った。
【実験】 14.65gのステンレス皿に銅粉を入れ、皿を含めた全体の質量を測定してから、銅粉を皿全体にうすく広げ、5分間加熱した後、冷やし全体の質量を測定する。これを加熱回数が4回になるまで繰り返した(実験1)。
さらに、同じ質量14.65gのステンレス皿にそれぞれ異なる質量の銅粉を入れ、同じ方法で実験2〜4を行った。 表は、実験の結果である。
表 全体の質量(g)
実験
加熱前
1回加熱後
2回加熱後
3回加熱後
4回加熱後
1
15.05
15.11
15.15
15.15
15.15
2
15.25
15.34
15.38
15.40
15.40
3
15.45
15.56
15.62
15.65
15.65
4
15.65
15.81
15.87
15.90
15.90
実験4で加熱回数が1回のとき、全体の質量は15.81gであり、銅と酸化銅の混合物になっていた。このとき、反応しないで残った銅は何gか。
解答・解説
【ポイント】
過不足無く反応するときの物質の質量比
増えた気体の質量
表の実験4で、加熱前の質量が15.65g, 皿が14.65gなので銅粉の質量は1.00gとわかる。
実験4の完全に参加した後(3,4回加熱後)の質量が15.90gなので増えた質量は0.25gとなる。
増えた質量は酸素なので、銅と酸素が過不足なく反応するときの質量比は
1.00:0.25 = 4:1
である。
実験4の加熱回数1回では質量が15.81g、つまり
増えた酸素の質量は15.81-15.65=0.16
である。
この酸素0.16gと結びついた銅の質量をxgとすると
4:1 = x:0.16
x =0.64 となる。
加熱前の銅粉が1.00gだったので、反応せずに残った銅は 1.00-0.64 = 0.36である。
答 0.36g
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