LastUpDate 2023/09/22

化学変化と物質の質量1

選択問題(4問)

問に対する答またはカッコ内に入る最適な語句を選択肢から選べ。

密閉しない容器で実験をおこなった場合、容器内の質量が実験前より実験後のほうが減少するのはどれか。

1) うすい硫酸とうすい水酸化バリウムを混ぜる2) うすい塩酸に炭酸水素ナトリウムを加える3) 銅の粉末を加熱する4) 鉄と硫黄の粉末を混ぜて加熱する

解答解説○ ×
2*気体が発生する実験では、発生した気体の分だけ質量が減少する。2の実験では二酸化炭素が発生して質量が減少する。1,4は実験前後で質量は変わらず、3は空気中の酸素と化合するのでその分質量が増える。

質量保存の法則はどれか。

1) 原子は化学変化によってそれ以上わけることはできない。2) 化学変化に関する物質の質量比は一定である3) 化学変化の前後で、反応に関係している物質全体の質量は変化しない4) エネルギーはいろいろな形に変化するが、その総量は変化しない

解答解説○ ×
3*「化学変化の前後で、反応に関係している物質全体の質量は変化しない 」これを質量保存の法則という。このため、密閉した容器で実験を行うと実験の前後で質量は同じになる。

質量保存の法則が成り立つのはなぜか。

1) 化学変化では物質を構成する原子の組み合わせが変わるが、原子の種類と数は変わらないから。2) 物質の持つ化学エネルギーは化学変化によって熱エネルギーになって発生するから3) 化学変化では物質そのものは変化しないから。4) 化学変化とはフロギストンが失われることによっておこる現象だから

解答解説○ ×
1*化学変化は、物質がまったく違う物質に変わってしまう反応であるが、それは物質を構成する原子の組み合わせが変わるためである。原子は化学変化でなくなったり、新たに出来たり、種類や質量が変化しないので、化学変化の前後で全体の質量は変化しない。

化学変化に関係する物質の質量比は(  )。

1) 常に変化する2) 必ず1:1になる3) 必ず1:4になる4) 常に一定である

解答解説○ ×
4*化学変化に関係する物質の質量比は常に一定になる。例・・・銅:酸素=4:1, マグネシウム:酸素=3:2

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