LastUpDate 2025/02/03

1,2年の復習問題

次の問いに答えなさい。 図1
図2
図1は,ある地点の地形図であり,図2は,図1のA,B,Dの各地点の柱状図である。この地域では凝灰岩の層は1つしかなく,地層の各層の厚さは一定で,全体がある方角に向かって一定の角度で傾いている。 この地域の地層はどの方向に低くなるように傾いているか。その方角を求めなさい。   C地点で泥岩の層が出てくるのは地表から何m以上掘ったときか。
図1
図2
図1のように、鉄粉7.0gと硫黄4.0gをよく混ぜた混合物を2つの試験管AとBにわけた。  図2のように試験管Aの混合物の上部を加熱して反応が始まってから加熱をやめたが、反応が続き、しばらくすると鉄と硫黄がすべて反応した。試験管AとBそれぞれに塩酸を加えるとAからは気体Xが、Bからは気体Yが発生した。 試験管Aで加熱をやめても反応が続いたのはなぜか。簡潔に説明しなさい。 気体XとYのそれぞれの物質名を答えなさい。

図のA,Bはそれぞれアサガオとツユクサのどちらかの葉脈のようすを表している。 ツユクサの葉脈はA,Bどちらか。また、ツユクサのような葉脈を何というか、その名称を答えなさい。 アサガオやツユクサについて説明した次の文の空欄に当てはまる語句を書きなさい。    種子をつくる植物のうちアサガオやツユクサなど胚珠が子房に包まれているものを( Ⅰ )植物という。    そのうち葉脈と根がアサガオと同じような特徴の植物を( Ⅱ )類という。( Ⅱ )類はさらに花弁の特徴から2つに分けられ、アサガオは(  Ⅲ )類である。
図1
図2
図1のような回路に抵抗器aをつなぎ、電源電圧を変化させと電流の値を記録した。抵抗器bでも同様に実験し、結果をグラフにまとめたものが図2である。
図3
図4
図3のように抵抗器Aとbを直列につないで、電源電圧を6Vにしたときの電流計の値を求めなさい。 図4のように抵抗器AとBを並列につないで、電源電圧を6vにしたときの電流計の値を求めなさい。

図のように金属製のコップにくみ置きの水を入れ,コップの中に氷を入れた試験管を入れ動かしながら水の温度を下げ,コップの表面がくもり始めたときの水の温度を測定すると、10℃だった。表は,さまざまな気温に対する飽和水蒸気量を表したものである。次の問いに答えなさい。
 表
実験で金属製のコップを使う理由を簡潔に書きなさい。 コップの表面がくもり始める温度を何というか。 このときの部屋の気温は20℃だった。湿度は何%か。割り切れない場合は小数第1位を四捨五入して整数で答えよ。 この部屋の温度を 28℃にして湿度を 55%にするには何 g の水蒸気を蒸発させればよいか。ただし、部屋の体積は 100m3 とする。 だ液のはたらきを調べるため、次の〔実験1〕と〔実験2〕を行った。 〔実験1〕 
図1
試験管Aにデンプンのりとだ液、試験管Bにデンプンのりと水を入れてよく振って混ぜ、約40℃の湯の中に3~5分間入れたあと、A、Bの液を別の試験管(A'、B')に半分ずつとった。
A、Bの液にヨウ素溶液を2、3滴ずつ加えた。A'、B'の液それぞれに、ベネジクト溶液を少量加えて軽く振りながら加熱した。
結果は、試験管Aと試験管B'には変化がみられず、試験管Bと試験管A'の溶液に変化があった。
〔実験2〕
図2
デンプンのりに2gのブドウ糖をとかしてペトリ皿に入れ、液の上にセロハンをのせてくぼみをつけ、くぼみに水を入れて、10分おいた。セロハンのくぼみの水をスポイトで2本の試験管にとりヨウ素液とベネジクト溶液の反応を調べた。
結果は、ヨウ素液は変化せず、ベネジクト溶液は変化した。
次の問いに答えなさい。
〔実験1〕で,だ液の代わりに水を入れたように,1つの条件以外を同じにして行う実験を何というか。 〔実験1〕で試験管を約40℃にあたためたのはなぜか。簡潔に説明しなさい。 〔実験2〕でできた糖の粒の大きさをX、デンプンの粒の大きさをY、セロハンの穴の大きさをZとする。X〜Zを大きい順に左から順に並べなさい。 次の文章は、消化酵素のはたらきについてまとめたものである。文章中の空らんにあてはまる語句を答えなさい。
デンプンは、だ液に含まれる( Ⅰ )という消化酵素のはたらきによって糖に変化し、消化管を移動して他の消化酵素などによって吸収されやすい物質になり、 ( Ⅱ )の表面の壁のひだに無数にある柔毛の( Ⅲ )管に吸収される。
音の性質について調べるため、次の〔実験1〕と〔実験2〕を行った。 〔実験1〕 
図1
ブザーを鳴らしながら容器の中の空気を抜いていき,発泡ポリスチレンの球のようすと,ブザーの音の聞こえ方の変化を調べた。

〔実験2〕 
図2
図3
図2のように,モノコードの弦AB間の中央をはじいて,出た音をマイクロホンを使ってコンピュータの画面に表示させると,図3のような波形が得られた。 ただし,図2の横軸の1目盛りは12000秒を示しているものとする。
次の問いに答えなさい。
〔実験1〕のブザーや〔実験2〕のモノコードの弦のように,音を発生させる物体を何というか。 次の文章は〔実験1〕の結果について述べたものである。空らんにあてはまる語句を答えなさい。 容器の空気を抜くとブザーの音はしだいに( Ⅰ )なった、このことから音を伝えているのは( Ⅱ )だと考えられる。 振動数は何Hzか。整数で答えなさい。 図4
図5
図4,図5の波形は図3の波形と比べて、音の大きさや高さはどうなっているか、答えなさい。ただし、図4、図5の1目盛りは図3と同じである。
溶解度について調べるために,次の実験を行った。ただし,表は,それぞれの物質が 100g の水にとける質量と温度の関係を表したものである。 〔実験〕 
ビーカーを2つ用意し、硝酸カリウムと塩化ナトリウムをそれぞれ60℃,100gの水に30gずつ入れてよくかき混ぜると、両方ともすべて溶けた。 それぞれのビーカーを10℃まで冷やすと、硝酸カリウムが再結晶したのでろ過して固体を取り出した。塩化ナトリウムは再結晶しなかった。
次の問いに答えなさい。
次の文章は水溶液について述べたものである。空らんにあてはまる語句を書きなさい。
水に溶けている、塩化ナトリウムや硫酸銅などの物質を( Ⅰ )、それらを溶かしている水などの液体を( Ⅱ )、 (Ⅰ)と(Ⅱ)を合わせた全体を溶液という。
一定量の水に溶ける物質の量には限度があるが、ある物質が限度まで溶けている状態のことを何というか。 塩化ナトリウムを再結晶させるにはどうすればよいか。簡潔に書きなさい。  〔実験〕で再結晶した硝酸カリウムの固体の質量は何gか。また、ろ過した後のろ液の質量パーセント濃度は何%か。それぞれ整数で求めよ。

1  (2点×8)
(1)①西 ②20m
(2)①反応によって発生した熱により、次々と反応が起こるから。 ②X:硫化水素 Y:水素
(3)①B 平行脈 ②Ⅰ被子 Ⅱ双子葉 Ⅲ合弁花
(4)①0.24A(240mA) ②1A(1000mA)

2  (1)〜(3) 各5点 (4)6点
(1)金属は熱を伝えやすいので,コップ表面付近の空気と水の温度がほぼ同じになるから。
(2)露点
(3)54%
(4)556g

3  (1)〜(3) 各5点 (4)6点
(1)対照実験
(2)ヒトの体温と同じくらいの温度にするため。
(3)Y, Z, X
(4)Ⅰアミラーゼ、Ⅱ小腸、Ⅲ毛細血

4  (1)〜(3) 各5点 (4)6点
(1)音源(発音体)
(2)Ⅰ小さく(聞こえなく)、Ⅱ空気
(3)333Hz
(4) 図4の波形は音の大きさは同じで音の高さは高い
図5の波形は音の大きさは小さく音の高さは低い

5  (1)〜(3) 各5点 (4)6点
(1)Ⅰ溶質 Ⅱ溶媒
(2)飽和
(3)水を蒸発させる。
(4)再結晶8g 濃度18%

1  
(1)①凝灰岩の層の標高を考えます。 A地点では地表が標高50mで凝灰岩の下端が地表から深さ20mにあるので、20+-20=30mが凝灰岩の下端の標高です。 B地点では地表が標高60m、凝灰岩の下端が深さ30mなので60-30=30mが凝灰岩の下端の標高です。 D地点では地表の標高40m、凝灰岩の下端が深さ5mにあるので、40-5=35mとなりAより高い標高になります。 よってDからAに向かって低くなるように傾いているので、方角は西です。
② ①より地層は南北に傾いていないので、D地点とC地点の各層の標高は同じと考えられます。D地点の泥岩は深さ10mに上端があるので標高は40-10=30mです。 C地点の地表の標高は50mなので、深さ20mに泥岩の層の上端があると考えられます。
(2)①硫黄と鉄の反応は発熱反応なので、熱が発生します。その発生した熱により次の反応が起き、それが次々続いていって反応がすすみます。
②試験管Aで反応後にできたのは硫化鉄です。これに塩酸を加えると硫化水素が発生します。 試験管Bに塩酸を加えると鉄と塩酸が反応して水素が発生します。
(3)①ツユクサは単子葉類なので、葉脈はBのような平行脈です。
②種子植物には裸子植物と被子植物があり、アサガオやツユクサは被子植物です。 被子植物はアサガオなどの双子葉類とツユクサなどの単子葉類があり、双子葉類はさらに合弁花類と離弁花類に分けられます。 アサガオは花弁がつながった合弁花類のなかまです。
(4)①グラフから抵抗器aの抵抗は10Ω、抵抗器bは15Ωです。直列につなぐと全体抵抗は各抵抗の和になるので10+15=25Ω 電源電圧6Vなので 6÷25=0.24A(240mA)
②並列では各抵抗に電源電圧が加わるので6÷10=0.6A、6÷15=0.4A、電流は各抵抗を流れる電流の和なので0.6+0.4= 1A(1000mA)

2  
(3)飽和水蒸気量は20℃のとき17.3、10℃のとき9.4なので9.417.3×100=54.3…%
(4)28℃の飽和水蒸気量は27.2gなので、55%にしたときの1m3中の水蒸気量は27.2×55100= 14.96g、現在の水蒸気量は露点の飽和水蒸気量の9.4g、部屋の体積が100m3なので(14.96-9.4)×100=556g

3
(2)アミラーゼはヒトの体温と同じくらいの温度で最もよくはたらきます。
(3)ブドウ糖はセロハンの穴を通って上の水に出てきたが、デンプンは出てきませんでした。
(4)デンプンは最終的にブドウ糖になって柔毛の毛細血管に吸収されます。

4
(2)空気を抜いていくと音が小さくなるので、空気が音を伝えていると考えられます。
(3)1回の振動に6目盛り分かかっています。振動数は1秒間に振動する回数なので 振動の回数÷時間(秒)で求めます。 よって 1÷62000=333.3…Hz
(4) 音の大きさは振幅によって決まります。グラフでは縦軸の目盛りが大きいほど大きな音です。 音の高さは振動数によって決まります。グラフでは同じ時間内の山が多いほど高い音になります。

5
(3)塩化ナトリウムは温度による溶解度の変化が小さいので、温度を下げてもほとんど再結晶しません。 そのため水を蒸発させることで再結晶させます。
(4)30gとかして、10℃の溶解度は22gなので再結晶は30-22=8g, 100gに22g溶けているので溶質22g、溶液122gです。よって22122×100=18.0…%

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