顕微鏡は40〜600倍程度に拡大して観察することができる。
顕微鏡の倍率 = 接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率
【例】 接眼レンズ15倍、対物レンズ10倍のとき 15×10 = 150倍
対物レンズを最も低倍率のものにする
倍率が低いほうが視野が広く観察物を探しやすいから
全体が明るく見えるように反射鏡としぼりを調節する
観察物がレンズの真下に来るようにプレパラートをステージにのせる。
真横から見ながらプレパラートと対物レンズをできるだけ近づける。
接眼レンズをのぞき、調節ねじを④のときと逆向きにゆっくりまわし、プレパラートと対物レンズを遠ざけながらピントを合わせる。
低倍率で、観察物を視野の中央においてピントを合わせる。 レボルバーを回して高倍率の対物レンズにする。 しぼりを調節して見やすい明るさにする。
接眼レンズは倍率が高いほど、長さが短い。
対物レンズは倍率が高いほど、長さが長い。
対物レンズの倍率が高くなると、レンズとプレパラートの距離が近くなる。
レンズを取り付けるときは先に接眼レンズをつけ、後に対物レンズをつける。はずすときはその逆。
鏡筒から対物レンズの上にほこりが落ちないようにするため
高倍率にすると見える範囲はせまくなり、暗くなる。
顕微鏡の視野内に見える像は上下・左右が逆に見えるので、プレパラートを動かすと顕微鏡の視野のなかでは動かした方向と
逆方向に動いて見える。
【例】右下にある観察物を中央に移動させたい場合、プレパラートを右下方向に動かす。