火山

火山活動

マグマ

地球内部は非常に温度が高く、その熱によって地下の岩石は溶けた状態になっている。
この、高温で岩石がどろどろに溶けた物質のことをマグマという。
地下深くにあるマグマが地表付近に上昇し、マグマに溶けている水などが気体(水蒸気)になり、噴火がおこる。
火山の形や噴火の様子にはさまざまなものがあるが、この違いはマグマの性質(とくにねばりけ)によるものである。

マグマのねばりけによる火山の違い

ねばりけがちいさいと、マグマは流れやすいので傾斜のゆるやかな火山になり、 ねばりけが大きいマグマは流れにくいので盛り上がった形の火山になる。
また、マグマが冷えて固まった岩石の色もマグマの性質と関係があり、ねばりけがちいさいと黒く、ねばりけが大きいと白っぽくなる。
噴火のようすでは、ねばりけが小さいマグマは激しく噴火することは少ないが、火口から溶岩をふき上げて、離れたところまで溶岩が流れることがある。
一方ねばりけが大きいと火山ガスがマグマから抜けにくく、圧力が高まって爆発的な噴火になることが多い。
またねばりけが大きいマグマは流れにくいため、火口付近に溶岩ドームという溶岩のかたまりを作ることがある。 溶岩ドームが崩れると火砕流が発生し大きな被害が出ることもある。

表 
火山の形噴火のようすマグマのねばりけ岩石の色
傾斜がゆるやか 穏やか小さい黒っぽいマウナロア、キラウェア
円すい形 中間中間灰色桜島、三原山
ドーム状 激しい大きい白っぽい有珠山、昭和新山、平成新山

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火山噴出物

火山の噴火によって火口からは様々なものが噴出する。これらを火山噴出物という。
溶岩・・・火口から流れ出す高温の液体状のもの、またそれが固まったもの。
火山灰、火山れき・・・固体。2mm以下が火山灰、それ以上が火山れき。
火山弾・・・吹き飛ばされたマグマが空中で冷えて固まったもの。
軽石・・・白っぽく小さな穴がたくさん開いていて軽い。
火山ガス・・・気体。水蒸気が大部分で、二酸化炭素や二酸化硫黄などを含む。

火山灰からわかること

火山灰を観察すると、色や形の異なる何種類かの粒が見られる。
これらの粒はマグマが冷えてできたもので、そのうち結晶になったものを鉱物という。
火山灰は粒が細かいので、上空までふき上げられ、広い範囲に降り積もって地層を作る。離れた場所にある地層でも その中の火山灰層をくわしく調べると同じ噴火でできたかどうかわかる。
それによって地層の年代を知る手がかりになる。

火山ができるところ

プレートが沈み込んでいるところで、岩石の一部が溶けてマグマを生じる。
そのためプレートが沈み込む場所では火山が多い。
また、地下数kmにはマグマだまりがあり、マグマが一時たくわえられている。
地球の内部、地下深くは高温だが、どこでもマグマがあるわけではなく、限られた場所だけにマグマが発生し、そのマグマが発生したところだけに火山がある。

火山マグマだまり岩石の一部が溶けている場所大陸側のプレート太平洋側のプレート
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火成岩

マグマが固まってできた岩石を火成岩という。
マグマが地下深くでゆっくり冷える場合と、地表付近で急速に冷える場合で火成岩は2種類に分類される。

火山岩

火成岩のうち、地下の浅いところや地上で急に冷え固まった岩石を 火山岩という。
火山岩の組織は斑状組織といい、地下にあるときに成長した結晶(斑晶)と 地表近くで急に冷えて固まったために結晶になれなかった部分(石基)からできている。
火山岩は含まれる鉱物の違いにより白っぽいものから黒っぽいものまで種類がわかれている。 白い方から順に流紋岩、安山岩、玄武岩である。
斑状組織 石基 斑晶

深成岩

火成岩のうち、地下の深いところでゆっくり冷えて固まった岩石を深成岩という。
マグマが地下深くのマグマだまりなどでゆっくり冷えて固まると、 それぞれの鉱物の結晶が成長して大きくなる。この大きな鉱物の結晶が組み合わさった組織を等粒状組織という。
深成岩も鉱物の違いから白っぽいものから黒っぽいものまである。白い方から順に花こう岩、せん緑岩、斑れい岩である。
等粒状組織

鉱物

無色、白色の鉱物・・・セキエイ、チョウ石
有色の鉱物・・・クロウンモ、カクセン石、キ石、カンラン石
各鉱物の特徴
 セキエイ・・・無色または白色で不規則な形
 チョウ石・・・白色またはうすい桃色で柱状の形。
 クロウウンモ・・・黒色、うすく板状にはがれる
 カクセン石・・・濃い緑色〜黒色、長い柱状。
 キ石・・・緑色〜褐色、短い柱状、短冊状。
 カンラン石・・・黄緑色〜褐色、丸みのある立方体

基本事項の確認

地球内部は非常に温度が高く、その熱によって地下の岩石が溶けた状態になっているものをマグマという。 ねばりけがちいさいと、傾斜のゆるやかな火山になり、 ねばりけが大きいと盛り上がった形の火山になる。 岩石の色もマグマの性質と関係があり、ねばりけがちいさいと黒っぽく、ねばりけが大きいと白っぽくなる。 ねばりけが大きいと火山ガスがマグマから抜けにくく、圧力が高まって爆発的な噴火になることが多い。 ねばりけが大きいマグマは流れにくいため、火口付近に溶岩ドームという溶岩のかたまりを作ることがある。 溶岩ドームが崩れると火砕流が発生し大きな被害が出ることもある。 火山の噴火によって火口からは様々なものが噴出する。これらを火山噴出物という。 火口から流れ出す高温の液体状のもの、またそれが固まったものを溶岩という。 固体で、2mm以下が火山灰、それ以上が火山れきである。 吹き飛ばされたマグマが空中で冷えて固まったものを火山弾という。 火山から噴出する気体を火山ガスといい、水蒸気が大部分で、二酸化炭素や二酸化硫黄などを含んでいる。 火山灰は粒が細かいので、上空までふき上げられ、広い範囲に降り積もって地層を作る。その地層によって離れた場所にある地層でも同じ噴火でできたかどうかわかる。 プレートが沈み込んでいるところで、岩石の一部が溶けてマグマを生じる。 地下数kmのマグマが一時たくわえられているところをマグマだまりという。 マグマが固まってできた岩石を火成岩といい、マグマが地下深くでゆっくり冷えてできたのが深成岩で、地表付近で急速に冷えてできたのが火山岩である。 火山岩の組織は斑状組織といい、斑晶と石基からできている。 深成岩の組織を等粒状組織という。 セキエイは無色または白色で不規則な形の鉱物である。 クロウウンモは黒色で、うすく板状にはがれる鉱物である。  

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