LastUpDate 2023/09/11

植物の分類

花のつくり 植物の分類 動物の分類

植物のなかまわけ

植物の種類

       合弁花類・・・ツツジ、タンポポ
     双子葉類
   被子植物┤ 離弁花類・・・サクラ、アブラナ
    
 種子植物┤  単子葉類・・・ユリ、アヤメ、ツユクサ
  
  裸子植物・・・マツ、イチョウ、ソテツ
植物┤ 
 シダ植物・・・イヌワラビ、ゼンマイ
 
 コケ植物・・・ゼニゴケ、スギゴケ
 
 

植物のふえかた

植物は種子をつくる植物と種子をつくらない植物に分けることができる。
花を咲かせて種子でふえる植物種子植物という。
種子植物以外のシダ植物コケ植物胞子で増える。

種子植物

種子植物は花を咲かせて種子でふえる、以外にも根、茎、葉の区別があり葉緑体で光合成をおこなって養分を作るなどの共通点がある。

裸子植物と被子植物

種子植物はさらに被子植物裸子植物に分類される。
被子植物は胚珠が子房の中にあり、花には花弁がある。 裸子植物の胚珠はむきだしで、花は花弁がなくめだたない

双子葉類と単子葉類

被子植物はさらに単子葉類と双子葉類に分類される
アヤメやユリ、トウモロコシなどは子葉が1枚なので単子葉類といい、葉脈が平行脈、茎の維管束はバラバラで、ひげ根である。
アブラナやエンドウ、タンポポなどは子葉が2枚なので双子葉類といい、葉脈が網状脈、茎の維管束は輪に並び、主根と側根の根である。

 
 双子葉類単子葉類
子葉2枚1枚
主根・側根 ひげ根
茎の維管束
ばらばら
葉脈網状脈
平行脈

合弁花類と離弁花類

双子葉類は花弁のちがいにより合弁花類と離弁花類にわけられる
タンポポやアサガオのように花弁がくっついているのが合弁花類で、 サクラやバラなどのように花弁が離れているのが離弁花類である。

胞子でふえる植物

種子植物以外のなかまにシダ植物コケ植物がある。
どちらも光合成をする点は種子植物と同じである。
シダ植物とコケ植物は両方とも胞子でふえる。 胞子は胞子のうでつくられる。

シダ植物

シダ植物は胞子でふえる植物だが、根、茎、葉の区別があり、維管束がある点は種子植物と同じである。
図のイヌワラビでは地上に出ている部分が葉で、茎は地中にある。
このようにシダ植物には茎が地中にあるものが多い。
イヌワラビなどは葉の裏側にたくさんの胞子のうがある。
イヌワラビ

コケ植物

コケ植物は種子植物やシダ植物とちがい根、茎、葉の区別がなく、維管束もない。そのため全身から水を吸収する。
コケ植物の根のように見えるのは仮根といい、体を固定する役目がある。
コケ植物もシダ植物と同じで胞子でふえる。
ゼニゴケやスギゴケなどは雄株と雌株があり、胞子は雌株の胞子のうにできる。

//グラデーション 胞子のう仮根スギゴケ(雌株)
要点の確認

答表示花を咲かせて種子でふえる植物を種子植物という。 種子植物のうち被子植物は胚珠が子房の中にあり、花には花弁がある。 種子植物のうち裸子植物は胚珠がむきだしで、花に花弁がない。 被子植物のうちアヤメやユリ、トウモロコシなどは子葉が1枚なので単子葉類といい、葉脈が平行脈、茎の維管束はバラバラで、ひげ根である。 アブラナやエンドウ、タンポポなどは子葉が2枚なので双子葉類といい、葉脈が網状脈、茎の維管束は輪に並び、主根と側根の根である。 双子葉類のうちタンポポやアサガオのように花弁がくっついているものを合弁花類という。 双子葉類のうちサクラやアブラナのように花弁が離れているものを離弁花類という。 種子植物以外のシダ植物やコケ植物は胞子で増える。 胞子は胞子のうでつくられる。 シダ植物は胞子でふえる植物だが、根、茎、葉の区別があり、維管束がある点は種子植物と同じである。 イヌワラビのようにシダ植物にはが地中にあるものが多い。 イヌワラビなどは葉の側にたくさんの胞子のうがある。 コケ植物は種子植物やシダ植物とちがい根、茎、葉の区別がなく、維管束もない。そのため全身から水を吸収する。 コケ植物の根のように見えるのは仮根といい、体を固定する役目がある。 ゼニゴケやスギゴケなどは雄株と雌株があり、胞子は株の胞子のうにできる。

補足説明

木本植物と草本植物

木(樹木)になる植物を木本植物という。木質の茎をもち、多年生で多くは形成層が発達している。
木本植物に対して、草質の柔らかい茎を持った植物を草本植物という。 木本のように大きくならず、1年で枯れる一年草や、根だけがのこって毎年芽を出す多年草などがある。
単子葉類には形成層がないので、木本植物はあまりない。

裸子植物の特徴

裸子植物にはソテツ、イチョウ、やマツ、スギなどの針葉樹類がある。
花は単性花(雌花と雄花に分かれている)で、子房がなく胚珠がむき出しである。
また、すべて木本植物である

胞子

シダ植物の胞子は発芽すると前葉体になり、前葉体で卵と精子がつくられ精子が水中を泳いで卵に到達し受精し受精卵が成長してシダの植物体になる。
コケ植物は雄株が精子を、雌株が卵をつくり精子が水を泳いで卵に到達して受精する。受精卵が成長して胞子のうになり 胞子をつくる。胞子は発芽してコケになる。
胞子でふえる植物はともに精子が水中を泳いで卵に到達し受精しなければならないので、受精に水が必要ない種子植物より陸上生活には適さない。

藻類

コンブ、ワカメ、ケイソウなどが藻類である。
藻類は水中で生活し、光合成を行うが植物とは異なるグループに分類される。
根、茎、葉の区別がなく維管束もなく仮根がある。水は体全体から吸収する。
1つの細胞からなるケイソウなどは、分裂でふえる。そのほかはシダ植物やコケ植物と同じように胞子でふえる。

「植物の分類」重要用語

がく仮根花弁合弁花合弁花類コケ植物シダ植物子房主根と側根種子種子植物前葉体双子葉類単子葉類胚珠ひげ根被子植物分類平行脈胞子胞子のう網状脈葉脈裸子植物離弁花離弁花類


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