雲と霧
霧は地表付近の空気中に浮かんだ非常に小さい水滴。雲は上空の水滴や氷の粒である。
空気中に水滴ができる理由
水蒸気を含んだ空気の温度が下がり、
露点より低くなると、
飽和水蒸気量を超えた水蒸気が水滴となる。
雲や霧はこのように空気の温度が下がって、水蒸気が小さな水滴となったものである。
霧は地表付近の空気中に浮かんだ非常に小さい水滴。雲は上空の水滴や氷の粒である。
水蒸気を含んだ空気の温度が下がり、
露点より低くなると、
飽和水蒸気量を超えた水蒸気が水滴となる。
雲や霧はこのように空気の温度が下がって、水蒸気が小さな水滴となったものである。
風のない晴れた夜などに放射冷却で地面の温度が下がり、それによって地表付近の空気の温度が下がる。このとき空気に水蒸気が多く含まれていると、水蒸気が水滴となって霧が発生する。
霧は内陸の盆地などで発生しやすい。
昼間、太陽光によって熱せられた地面は夜間宇宙空間へ熱を放射する。そのため、よく晴れた日は地表の温度が下がりそれとともに気温も下がる。ところが上空に雲があると雲によって熱の放射が妨げられて気温があまり下がらない。
空気が上昇すると上空は気圧が低いので空気が膨張する。空気は膨張すると温度が下がる。やがて露点より低くなると水滴ができ、さらに下がると氷の粒ができる。このような水滴や氷の粒は非常に小さいのでほとんどせず上空に浮いている。これが雲である。
空気は暖かいほうが密度が低いので軽い。
そのため、夏の強い日差しに暖められたりして温度があがると上昇する。
また、暖かい空気と冷たい空気がぶつかると暖かい空気のほうが押し上げられる。
その他に、風が山などにぶつかって上昇する。
空気の上昇する動きを上昇気流という。
上昇気流があるところは雲ができて天気が悪い
空気の下降する動きを下降気流という。
下降気流があるところは一般に天気が良い。
雪や雨など上空から落ちてくる液体や固体の水を降水という。
雲を形成している水滴や氷の粒は非常に小さいので落下してこない。ところが、これらが互いにぶつかって大きな粒になると重くなって落ちてくる。
これが雨や雪である。
地表の7割は海で、そこに大量の水が存在する。さらに陸地にも湖や川、地下水などに水が存在する。
地表の水は太陽の光に暖められて海面や地面から蒸発して大気中の水蒸気となる。大気中の水蒸気は冷やされて水滴や氷の粒となって雲になる。雲の一部は雨や雪などの降水となって地表にもどる。陸地の水は河川や地下水、氷河などになって海や湖に流れていく。
このように地球上水は状態変化しながら海、陸、大気の間を循環している。この循環をもたらすのは太陽のエネルギーである。
地表付近の空気中に浮かんだ非常に小さい水滴が霧である。 上空に浮かんだ水滴や氷の粒が雲である。 水蒸気を含んだ空気の温度が下がり、露点より低くなると、 飽和水蒸気量を超えた水蒸気が水滴となる。 昼間、太陽光によって熱せられた地面が、夜間宇宙空間へ熱を放射することを放射冷却という。 曇りの日と晴れた日では晴れた日のほうが放射冷却によって温度が下がりやすい。 放射冷却で地面の温度が下がり、それによって地表付近の空気の温度が下がる。このとき空気に水蒸気が多く含まれていると、水蒸気が水滴となって霧が発生する。 霧は内陸の盆地などで発生しやすい。 空気が上昇すると上空は気圧が低いので空気が膨張する。 空気は膨張すると温度が下がる。 空気が上昇し、膨張して気温が下がり、露点より低くなると水滴ができ、さらに下がると氷の粒ができる。このような水滴や氷の粒は非常に小さいのでほとんどせず上空に浮いている。これが雲である。 空気は暖かいほうが密度が低いので軽い。 夏の強い日差しに暖められたりして温度があがると上昇する。 暖かい空気と冷たい空気がぶつかると暖かい空気のほうが押し上げられる。 風が山などにぶつかって空気が上昇する。 空気の上昇する動きを上昇気流という。 上昇気流があるところは雲ができて天気が悪い 空気の下降する動きを下降気流という。 下降気流があるところは一般に天気が良い。 雪や雨など上空から落ちてくる液体や固体の水を降水という。 雲を形成している水滴や氷の粒は非常に小さいので落下してこないが、これらが互いにぶつかって大きな粒になると重くなって落ちてくる。 これが雨や雪である。 地球上の水は状態変化しながら海、陸、大気の間を循環している。これを水の循環という。 水の循環をもたらすのは太陽のエネルギーである。
気象の観測 空気中の水蒸気 霧や雲のでき方 湿度計算問題 前線
天気 天気図 天気記号 湿度 雲 前線 低気圧・高気圧 大気の動き 日本の四季1 日本の四季2