大気の動きと日本の四季

陸と海の大気の動き

陸(地面)と海(海面)ではあたたまりやすさに違いがある。
水は砂や岩石に比べてあたたまりにくく、冷めにくい性質がある。
この陸と海の性質の違いから海陸風や季節風が生じる

海陸風

空気はあたたまると膨張するので密度が低くなり上昇気流が生じ気圧が低くなる。反対に冷たい空気は下降気流が生じ高気圧になる。
太陽の光があたると、あたたまりやすい陸の温度が海より高くなるので、陸上のほうが気圧が低くなる。風は気圧の高い方から低い方へ吹くので海から陸に向かって海風が吹く。
反対に夜は海のほうが冷めにくいので温度が陸より高く、気圧は海上のほうが低くなり陸から海に向かって陸風が吹く。これらの風を海陸風という。
//グラデーション1あたたかいつめたい //グラデーション1つめたいあたたかい

季節風

海陸風と同じしくみで、より広い範囲、長い期間でも起きている現象が季節風である。
太陽の光を多く受け取る夏は陸があたたまりやすく、逆に冬は陸が急速に冷える。
そのため夏は海の高気圧が発達し、冬は大陸の高気圧が発達する。

冬の季節風

日本付近では、冬になるとユーラシア大陸が冷えてシベリア高気圧が発達する。
太平洋のほうがあたたかいので気圧が低くなり、シベリア高気圧から吹き出した冷たい風が日本を通って太平洋に向かって吹く。
これが日本の冬の特徴となる北西の季節風である。

夏の季節風

夏になるとユーラシア大陸のほうが太平洋よりあたたかくなるので、ユーラシア大陸は気圧が低くなり、太平洋には太平洋高気圧が現れる。この高気圧から南東の季節風が大陸へ向って吹く。

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日本の四季

日本付近の気団にはシベリア気団、小笠原気団、オホーツク海気団などがある。これらの気団の発達や衰退、さらに偏西風などが日本の式の天気に影響を与えている。

冬にはユーラシア大陸が冷やされてシベリア高気圧が発達し、冷たく乾燥したシベリア気団ができる。するとシベリア気団から冷たい北西の季節風が吹く。このとき日本の東の海上で低気圧が発達すると日本付近は西高東低の気圧配置となり、等圧線が縦に狹い間隔で並ぶ。これが典型的な冬型の気圧配置である。
シベリア気団は冷たく乾燥しているので、そこから吹き出す北西の季節風は冷たく、乾燥しているが、暖流(対馬海流)の影響であたたかい日本海上を通過するときに大量の水蒸気を含み、あたためられて上昇し筋状の雲ができる。さらに日本列島の山脈にぶつかって上昇して雲を発達させ日本海側に雪を降らせる。日本海側で雪を降らせた空気は水蒸気が少なくなり、山脈をこえて太平洋側に吹き下ろす風は冷たく乾燥している。このため太平洋側では乾燥した晴れの天気が多くなる。

春になってシベリア気団が衰えると、偏西風の影響で日本付近を移動性高気圧と低気圧が交互に通過するようになる。
このため春は4日〜7日の周期で天気が変わる。

梅雨(つゆ)

6月頃になるとオホーツク海には冷たく湿ったオホーツク海気団、太平洋上にはあたたかく湿った小笠原気団が現れる。
オホーツク海気団と小笠原気団がほぼ同じ勢力でぶつかり合うため2つの気団の間に停滞前線ができる。
停滞前線は長い間同じ場所にとどまって動かないために雨やくもりの日がつづく。これを梅雨(つゆ)といい、この時期の停滞前線を梅雨前線と呼ぶ。

7月下旬になるとオホーツク海気団が衰え、小笠原気団の勢力が強くなって日本列島をおおうようになると梅雨明けとなる。
夏は南に小笠原気団の太平洋高気圧、北に低気圧のある南高北低の気圧配置になりやすい。日本付近は南東からあたたかく湿った季節風が吹くため蒸し暑くなる。
夏は等圧線の間隔が広く、冬のように季節風が強くないため、昼間に強い日差しで熱せられた大気が急激な上昇気流を生じて積乱雲が発達し夕立などのにわか雨が発生する。

9月ごろ小笠原気団がおとろえ、オホーツク海気団と同じくらいの勢力になると梅雨の時期と似た気圧配置となって日本付近に停滞前線が停滞する。これを秋雨といい、この時期の停滞前線を秋雨前線と呼ぶ。
10月中旬に秋雨前線が南下すると春と同じように移動性高気圧と低気圧が交互に通過して天気が周期的に変化するようになる。

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基本事項の確認 

陸と海ではのほうがあたたまりやすく、冷めやすい。 空気はあたたまると膨張するので密度が低くなり上昇気流が生じ気圧がくなる。 太陽の光があたると、あたたまりやすいの温度が高くなるので、陸上のほうが気圧が低くなる。 風は気圧の高い方から低い方へ吹くのでは海から陸に向かって海風が吹く。 昼に海風が吹き逆に夜は陸風が吹くこれらの風を海陸風という。 太陽の光を多く受け取る夏は陸があたたまりやすく、逆に冬は陸が急速に冷える。そのため夏はの高気圧が発達し、冬は大陸の高気圧が発達する。 日本では冬に北西の季節風、夏に南東の季節風が吹く。 日本付近の気団には大陸にシベリア気団、太平洋に小笠原気団、オホーツク海にオホーツク海気団がある。 これらの気団の発達や衰退、さらに日本上空で一年中吹く西寄りの風である偏西風などが日本の式の天気に影響を与えている。 冬にはユーラシア大陸が冷やされてシベリア高気圧が発達し、冷たく乾燥したシベリア気団ができる。 日本の冬の典型的な気圧配置は西高東低で、等圧線が縦に狹い間隔で並ぶ。 シベリア気団から吹き出す冷たく乾燥した風が、暖流である対馬海流の影響であたたかい日本海上を通過するときに大量の水蒸気を含み、あたためられて上昇し筋状の雲ができる。 この風がさらに山脈にぶつかって上昇して雲を発達させ日本海側にを降らせる。山脈をこえて太平洋側に吹き下ろす風は冷たく乾燥し太平洋側では乾燥した晴れの天気が多くなる。 春になってシベリア気団が衰えると、偏西風の影響で日本付近を移動性高気圧と低気圧が交互に通過するようになる。このため春は4日〜7日の周期で天気が変わる。 6月頃になるとオホーツク海気団と小笠原気団がほぼ同じ勢力でぶつかり合うため2つの気団の間に停滞前線ができる。 停滞前線は長い間とどまるために雨やくもりの日がつづく。これを梅雨(つゆ)といい、この時期の停滞前線を梅雨前線と呼ぶ。 夏は南に小笠原気団の太平洋高気圧、北に低気圧のある南高北低の気圧配置になりやすい。 夏は等圧線の間隔が広く、冬のように季節風が強くないため、昼間に強い日差しで熱せられた大気が急激な上昇気流を生じて積乱雲が発達し夕立などのにわか雨が発生する。 9月ごろ小笠原気団がおとろえ、オホーツク海気団と同じくらいの勢力になると梅雨の時期と似た気圧配置となって日本付近に停滞前線が停滞する。これを秋雨といい、この時期の停滞前線を秋雨前線と呼ぶ。

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