静電気・電子
電気の性質
電気にはプラス+とマイナス−がある。
同じ種類の電気どうし(+と+、−と−)はしりぞけあう力がはたらく
異なる種類の電気どうし(+と−)には引き合う力がはたらく。
※電気の力は離れていてもはたらく力である。
静電気
物質はプラスとマイナスの電気が同数あるので、普通の状態では電気的に中性である。
異なる種類の物質をたがいにまさつすると、一方から他方へマイナスの電気(電子)が移動する。
電子を失った方はプラスに帯電し、電子を受け取った方はマイナスに帯電する。これを静電気という。
ストローとティッシュペーパー
ストローとティシュペーパーをこすり合わせると、
ティシュペーパーから、ストローへ電子が移る。
ストローはマイナスに帯電し、
ティッシュペーパーはプラスに帯電する。
例
ストローAとストローBをティシュペーパーでこする。
ストローAとストローBはしりぞけあう(両方ともマイナスに帯電しているから)
ティシュペーパーはどちらのストローとも引き合う(ティッシュはプラスに帯電、ストローはマイナスだから)
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放電
電気が空間を移動したり、たまっていた電気が流れだす現象を放電という。
例) 雷・・・雲にたまった静電気が空気中を一気に流れる。
真空放電
放電は、圧力の低い気体のほうが起こりやすい。
圧力の低くした気体で起こる放電を真空放電という。
例 蛍光灯
陰極線
真空放電管(クルックス管)の実験で−極(陰極)からでる電子の流れを陰極線という。
放電管の実験
陰極線の性質
陰極線は直進する。
陰極線は電子の流れなのでマイナスの電気を持っている。
電子
原子の中にある、マイナスの電気を帯びた粒子、質量は非常に小さい。
自由電子
金属では、原子の中の一部の電子が自由に動きまわっている。これを自由電子という。
金属に電圧をかけると、自由に動きまわっていた電子が一斉に+の方向に動く。これが電流の正体である。
ただし、電子はマイナスからプラスに流れるが、電流の流れる向きはプラスからマイナスである。
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