電流と電圧の関係
電気抵抗
電流の流れにくさを表す量を電気抵抗という。単位はΩ(オーム)
電気抵抗は物質の種類によって異なる。
電気抵抗が小さく、電流を通しやすい物質を導体という。金属や炭素が導体である。
また、電気抵抗が大きく、電流をほとんど通さない物質を不導体(絶縁体)という。ガラスやゴムなどが不導体である。
オームの法則
抵抗器や電熱線を流れる電流は、加えた電圧に比例する。
電圧(V)=電流(A)×電気抵抗(Ω)
オームの法則計算問題の例題
抵抗がひとつの場合、求めるものをxにして
オームの法則(電圧=抵抗×電流)に代入する。
15=30×x
この方程式を解くとx=0.5
抵抗が2つ以上の時には各抵抗の抵抗値、電圧、電流をそれぞれ出していく。
このとき、求めるものを急いで出そうとせず、電圧や電流の関係をていねいに見ていくことが大切。
直列につながっているので10Ωの抵抗、xΩの抵抗に流れる電流はともに0.2A
10Ωの抵抗に0.2Aの電流が流れるので、オームの法則に代入して計算すると2V
xΩの抵抗は0.2Aで3Vなので、これもオームの法則から15Ω
直列で電圧は和になるのでy=2+3=5 よってx=15, y=5
並列では枝分かれした部分の電流の和がもとの電流になる。
xΩに0.2A, もとの電流が0.5Aなので10Ωには0.3Aが流れる
すると10Ωで0.3Aをオームの法則に代入して計算すれば3Vになる。
並列では電圧は等しいので、xΩの抵抗にかかる電圧も電源電圧も3V
xΩの抵抗に3Vかかり、0.2A流れるのでオームの法則から3=0.2x,よって x=15 y=3
10Ωの抵抗に5Vがかかっているので0.5A
この0.5Aが枝分かれしてxΩと20Ωの抵抗に流れる。
xΩには0.2Aなので20Ωには0.5-0.2=0.3Aが流れる
20Ωで0.3Aなのでオームの法則から6V
この6VはxΩのところもおなじ
するとxΩの抵抗に6Vがかかり、0.2A流れるので6=0.2x
電源電圧はy=6+5=11, よってx=30, y=11
全体抵抗
抵抗を直列につなぐと回路全体の抵抗は、各抵抗の和になる。
抵抗を並列につなぐと回路全体の抵抗は、各抵抗より小さくなる。 並列の合成抵抗
電気 要点の解説
電気 問題
チェックテスト
電子 電流と電圧 オームの法則 オームの計算基礎 オームの計算直列 オームの計算並列 発熱量 電力計算1 電力計算2 熱量計算 電流と磁界
基本問題
オームの法則計算問題1 オームの法則計算問題2 オームの計算(基礎) オームの法則(計算) 3つの抵抗の回路(オーム計算) 静電気 回路 電圧電流の関係 電力と熱量 電流と磁界 磁界、電磁誘導 電磁誘導 電圧電流の関係2 電力と熱量2
選択問題
計算問題
オームの法則確認問題 抵抗1つ オームの法則 直列 オームの法則 並列 オームの法則 抵抗3つの問題1 オームの法則 抵抗3つの問題2 オームの法則 抵抗3つの問題3