物質が水にとけると、透明になる。
とかす前の全体の質量ととかした後の全体の質量は変化しない。
物質が水にとけると、物質が非常に小さな粒となって水の中に均一に広がるので透明になる。
溶質・・・とけている物質
溶媒・・・とかしている液体
溶液(溶質+溶媒)・・・溶質が溶媒に溶けた液
例 食塩が水に溶けたものが食塩水である。
このとき食塩が溶質、 水が溶媒、 食塩水が溶液である。
溶液のうち溶媒が水のものを水溶液という。
水溶液は透明でどの部分の濃さも同じである。
水溶液の性質
透明である。
濃さはどの部分でも同じ
時間がたっても下のほうが濃くなることはない
質量パーセント濃度(%)=
溶質の質量(g)
溶液の質量(g)
×100
例
90gの水に10gの塩化ナトリウムをとかしたら、
100gの塩化ナトリウム水溶液になる。
このとき 溶質10g, 溶液(溶媒+溶質)100gなので
濃度は
10
100
×100=10(%)
答表示物質が水にとけると、物質が非常に小さな粒となって水の中に均一に広がるので透明になる。 溶液に溶けている物質を溶質、溶かしている液体を溶媒という。 質量パーセント濃度(%)= 溶質の質量(g) 溶液の質量(g) ×100 100gの水に25gの砂糖を溶かしたときの質量パーセント濃度は20%である。 濃度6%の硝酸カリウム水溶液が200gある。この中に含まれる硝酸カリウムの質量は12gである。
水に物質を少しずつ溶かしていくと、ある程度で限界となりそれ以上は溶けなくなる。
このようにある物質が限界まで溶けている水溶液を飽和水溶液という。
一定量の水にとける物質の限界の量は物質によって異なり、温度によって変化する。100gの水に溶ける物質の限界の質量を溶解度という。
飽和水溶液・・・ある物質が限界までとけている水溶液
溶解度・・・100gの水に溶ける物資の限界の質量
水の温度と溶解度の関係を表したグラフを溶解度曲線という。
硝酸カリウムなどは温度によって溶解度が大きく変化するが、塩化ナトリウムは温度が変化しても溶解度はあまりかわらない
溶解度は温度によって変わるので、高い温度の水に物質をたくさん溶かし、その水溶液を冷やすと、限界を超えた部分が溶けきれなくなって出てくる。
物質を水などの溶媒に溶かし、再び結晶として取り出すことを再結晶という。
※結晶・・・純粋な物質の規則正しい形の固体
答表示水に物質を少しずつ溶かしていくと、ある程度で限界となりそれ以上は溶けなくなる。このようにある物質が限界まで溶けている水溶液を飽和水溶液という。 一定量の水にとける物質の限界の量は物質によって異なり、温度によって変化する。100gの水に溶ける物質の限界の質量を溶解度という。 水の温度と溶解度の関係を表したグラフを溶解度曲線という。 物質を水などの溶媒に溶かし、再び結晶として取り出すことを再結晶という。 純粋な物質の規則正しい形の固体を結晶という。 塩化ナトリウムのように溶解度が温度によってあまり変わらない物質は水を蒸発させる方法で再結晶させる。
【実験】水溶液に溶けていた物質の取り出し
①
水5cm3ずつ入れたA,B,Cの3本の試験管に
塩化ナトリウム、硝酸カリウム、ミョウバンをよく混ぜ、
図のようにして加熱し、温度を50℃まで上げる。
このとき、全部とけるかどうかを調べる。
(ときどき試験管を振り混ぜ温度計が50℃を示したら加熱をやめる。)
②
①でとけ残りがあった場合、
新しい試験管に上澄み液を移して
試験管を水で冷やし、中のようすを観察する。
③ ②でとけていた物質が出たとき、それをろ過し、ろ紙上の物質を薬さじで少量とり出してスライドガラスの上にのせる。また、冷やしても物質が出てこないときは、水溶液をガラス棒で1滴スライドガラスにとって水を蒸発させる。いずれも顕微鏡またはルーペで観察する。
【結果】
②硝酸カリウムとミョウバンの固体が出てきた。
③それぞれの物質の結晶が見られた。
実験の結果から温度による溶解度の差が大きな物質は水溶液を冷やすことで再結晶できることがわかる。
再結晶には温度を下げる方法と、溶媒を蒸発させる方法がある。
塩化ナトリウムのように溶解度が温度によってあまり変わらない物質は水を蒸発させる方法で再結晶させる。
液体結晶固体再結晶質量パーセント濃度純粋な物質硝酸カリウム食塩水溶液物質飽和水溶液溶液溶解度溶解度曲線溶質溶媒ろ過