LastUpDate 2023/09/09

物質の性質

物質の性質 気体の性質 水溶液の性質 状態変化

物質

物質と物体

ものを外観や使う目的などに着目したときには物体といい、ものを構成している材料に着目したときには物質という。

有機物と無機物

炭素を含む物質を有機物という。
例 エタノール、砂糖、プラスチック、紙、ろうなど
有機物は炭素を含んでいるので熱すると炭ができて黒くなる(こげる)、そして燃えると二酸化炭素を発生させる。また多くの場合水素も含んでいるので燃えると水がでる。

有機物ではない物質を無機物という。
例 ガラス、金属、食塩、水など
※二酸化炭素や一酸化炭素は炭素を含んでいるが無機物である

金属と非金属

アルミニウム、鉄、金、銀、銅などの物質を金属という。金属にはいくつかの共通の性質がある。
金属の性質
電気伝導性(電気をよく通す)、
熱伝導性(熱をよくつたえる)、
金属光沢(みがくと金属特有の光沢)、
延性・展性(たたいて広げたりのばしたりできる)

※磁石につくのは鉄など一部の金属だけなので金属共通の性質ではない

金属以外の物質を非金属という。
例) ガラス、木、プラスチック、ゴムなど

要点の確認

答表示 ものを外観や使う目的などに着目したときには物体といい、ものを構成している材料に着目したときには物質という。 炭素を含む物質を有機物という。 有機物は炭素を含んでいるので熱するとができて黒くなる(こげる)、そして燃えると二酸化炭素を発生させる。 有機物は多くの場合水素も含んでいるので燃えるとがでる。 有機物ではない物質を無機物という。 電気をよく通す、熱をよくつたえる、みがくと特有の光沢がでる、たたいて広げたりのばしたりできるなどは金属の共通の性質である。 磁石につくのは鉄など一部の金属だけなので金属共通の性質ではない 金属以外の物質を非金属という。

密度

重さと質量

日常生活では重さと質量は同じように使われるが、理科では区別して使う。
物質そのものの量のことを質量といい、てんびんではかることができる。単位はgまたはkgを使う。

密度

単位体積(1cm3)あたりの質量を密度という。
密度は物質によって決まった値があるので、物質を区別する手段になる。密度の単位はg/cm3(グラムマイ立法センチメートル)。密度は質量を体積で割って求める。
密度(g/cm3)= 質量(g) 体積(cm3)
また、質量や体積を求めるときは
質量 = 密度×体積、 体積 = 質量密度

【例】いろいろな物質の密度
物質密度(g/cm3)19.328.967.87アルミニウム2.701.00エタノール0.79酸素0.00133水素0.00008
密度例題
体積5.0cm3、質量4.0gの物質の密度を求めよ。  密度=質量体積より
45=0.8
答 0.8g/cm3

密度2.7g/cm3、体積6.0cm3の物質の質量を求めよ。   質量 = 密度×体積より
2.7×6=16.2
答 16.2g

密度13.5g/cm3、質量27.0gの物質の体積を求めよ。 体積 = 質量密度より
2713.5 = 2
答 2.0cm3


密度とうきしずみ

液体中で物体が浮くか沈むかは液体と物質の密度の大小によって決まる。
液体の密度より物体の密度が小さければその物体は浮き、物体の密度のほうが大きければ沈む。
水の密度は1.00g/cm3なので、これより密度の小さい物質は水に浮く。
また、水銀の密度は13.5g/cm3なので、金(密度19.32g/cm3)は水銀に沈むが、鉄(密度7.87g/cm3)は水銀に浮く

要点の確認

答表示物質そのものの量のことを質量といい、てんびんではかることができる。単位はgまたはkgを使う。 単位体積(1cm3)あたりの質量を密度という。 密度は物質によって決まった値があるので、物質を区別する手段になる。密度の単位はg/cm3である。 液体の密度より物体の密度が小さければその物体は浮き、物体の密度のほうが大きければ沈む

「物質の性質」重要用語

一酸化炭素液体エタノール延性金属金属光沢酸素食塩水素展性二酸化炭素非金属物質物体プラスチック密度無機物有機物


物質の性質 気体の性質 水溶液の性質 状態変化

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